かくれんぼ横丁は、花街としての名残を感じさせる石畳の道のりや、風情ある街並みが魅力的な神楽坂にある歩行者専用道路です。
かくれんぼ横丁という名前通り、大通りの華やかな雰囲気と一味違った、レトロな雰囲気や静けさを感じさせる路地には、飲食店やタイルに隠された模様など見どころが満載。
実際に何度も神楽坂を訪れている王子さんぽ目線で、かくれんぼ横丁の魅力を解説します。
かくれんぼ横丁とは？神楽坂の歴史も解説
かくれんぼ横丁は、花街の名残を残しながら、どこかパリの街並みを感じさせる路地が人気の神楽坂エリアにあるスポットです。
そもそも神楽坂発展のはじまりは、群馬県赤城山の豪族大胡氏が、現在の新宿区の見晴らしの良い台地に牛込城を築いたことからといわれています。
その後、江戸時代になると毘沙門天(善国寺)の「寅の日」、出世稲荷の「午の日」の縁日や赤城神社の賑わいと合わせて、江戸文化を謳歌できる街として発展しました。
その後、明治、昭和と時代を移すにつれて、花街としても発展。現代もかくれんぼ横丁をはじめ、江戸や花街の名残を感じられる歴史ある街並みを楽しめるスポットとして人気です。
かくれんぼ横丁へのアクセス
かくれんぼ横丁は、JR、東京メトロ飯田橋駅、もしくは、東京メトロ神楽坂駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
多くの観光客で賑わう「神楽坂通り」から1本入った脇道にありますが、「神楽坂仲通り」、「本多通り」といった通りの標識を目印にすると、すぐにたどり着けます。
石畳の道や老舗飲食店が立ち並ぶかくれんぼ横丁は、お出かけやさんぽで立ち寄るのにピッタリ。また、「かくれんぼ横丁」は、街中の小さな路地なので、最寄り駅から徒歩で向かうのがおすめです。
- JR飯田橋駅から徒歩5分
- 東京メトロ南北線 飯田橋駅から徒歩5分
- 東京メトロ東西線 神楽坂駅から徒歩5分
かくれんぼ横丁の詳細情報
- 【住所】東京都新宿区神楽坂3丁目
神楽坂の隠れた名所！かくれんぼ横丁の見どころを解説
神楽坂散策の際に、歩きたくなる風情あふれる路地の一つ、かくれんぼ横丁。名前は聞いたことがあるけれど、実際に何があるのか、どんな楽しみ方ができるのかまで、知っている方は意外に少ないはずです。
そこで、神楽坂に何度も通っている王子さんぽ目線で、グルメや散策の見どころを解説します。
都心とは思えない「かくれんぼ横丁」の景色
神楽坂エリアにあるかくれんぼ横丁は、大通りから少し外れた場所にあります。
はじめて神楽坂エリアを訪れた方は、まず「神楽坂通り」と呼ばれる大通り沿いに坂を歩いていきましょう。
しばらく歩くと、坂道の途中に「神楽坂仲通り」と呼ばれる看板と通りが見えたら右折しましょう。
「神楽坂仲通り」を1分ほど直進すると、左手に見えてくる石畳の路地が、かくれんぼ横丁です。建物の間につくられた静かな通りは、神楽坂の中でも風情を感じさせます。
老舗から人気店まで、さまざまなグルメが立ち並ぶかくれんぼ横丁。お店が並ぶ通りを抜けた先には、都心とは思えない石畳の街が広がります。
カツカツと歩くたびに響く、心地よい音は石畳の道ならでは。
ちなみに、王子さんぽは、かくれんぼ横丁を散策するなら夜をおすすめします。和を感じさせる街並みに、ほのかな灯りが灯る道は、幻想的な雰囲気すら感じされますよ。
かくれんぼ横丁に隠された3つのマークを探せ！
かくれんぼ横丁の楽しみ方として、王子さんぽが一番推すのが、3つの特別なマークが書かれたタイル探しです。
なんでも、かくれんぼ横丁の足元に敷き詰められた石畳には、ハート、ひし形、星型、3つのマークが描かれているとのこと。実際にかくれんぼ横丁を散策しながら、3つのタイルを探してみることにしました。
かくれんぼ横丁を、血眼になりながら歩きつづけること30分。「ない…本当にない！！」3つのタイルを見つけるのがこんなに大変なのかと思わされるくらいに見つかりません。
もし、読んでくださっている方で、「お前の目が節穴なんだ！」と思われる方がいたら、ぜひ、かくれんぼ横丁でタイル探しにチャレンジしてみてください！
そして探すこと30分、ようやく1つ見つかったのがハートの石畳です！ちなみにハートマークを見つけると恋愛運の向上や夫婦円満などのご利益があるそう。
ちなみに、私は1つをみつけたことで満足してしまいギブアップ。本当に残り2つのマークがどこにあるのか知りません。ハートマークのヒントとしては、かくれんぼ横丁のとあるお店のすぐそばです！
かくれんぼ横丁のグルメを紹介！名店でランチ・ディナーを堪能
天孝
かくれんぼ横丁の通り沿いにある「天孝」は、昭和52年創業のお座敷天ぷらの名店です。
天ぷら一筋60年以上を超える初代と、海外の食イベントへの精力的な出店で、天ぷら文化の普及に務める2代目によって営まれてきた名店では、著名人も舌鼓を打ったという料理の数々を堪能できます。
一見さんお断りのお店ではなく、初めての方でも気軽に入れるお店なので、お店の公式ページや予約サイトから予約して、足を運んでみましょう。
坂の上レストラン
和を感じさせるかくれんぼ横丁で、イタリアンを楽しみたい方には、「坂の上レストラン」がおすすめです。
築50年を超える古民家を活かす形で造られた、一軒家イタリアンは、2016年にミシェランガイドビブグルマンを獲得しています。
2Fにはコースを予約した方のみが使える個室が完備されているので、かくれんぼ横丁で記念日、誕生日のひとときを過ごしたい方にぴったり。
プライベートなひとときと、こだわりの料理で、日頃の疲れを忘れられるような時間を過ごせます。
石畳の街並みが広がるかくれんぼ横丁にマッチしている「クレール神楽坂Ⅲ」。料亭のような門をくぐった先の建物の中には、数店舗の飲食店が入っています。
その中でも王子さんぽ的におすすめなのが、「エノテカピッツェリア 神楽坂スタジオーネ」です。ビルの上層階から、かくれんぼ横丁や、神楽坂の街並みを眺めながら、本場さながらのナポリピッツァを堪能できます。
本場と同じ素材で造られた生地は、温度、湿度、双方とも最高の状態で管理。調理の際は専用の薪窯で一気に焼き上げられるため、外は香ばしく、内側はもっちりとした食感に仕上がりになっています！
かくれんぼ横丁は神楽坂散策にぴったりなスポット！
神楽坂にいくつかある横丁の中でも、花街や江戸文化の名残を感じさせるのが「かくれんぼ横丁」です。
老舗飲食店から、見つけると幸運になれるかもしれない隠れタイルなど、さまざまな楽しみ方ができるスポットでもあります。
神楽坂を散策したり、お出かけしたりする際は、ぜひ風情ある路地に足をのばして、街並みを楽しんでみてください。
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