富岡八幡宮は、下町情緒を感じられる東京都江東区の門前仲町にあるパワースポットです。1600年代に創建した神社は「深川の八幡様」、「江戸最大の八幡様」として親しまれ続けています。
参拝することで交通安全、商売繁盛など、さまざまなご利益にあやかれるパワースポットの見どころを王子さんぽと共にみていきましょう。
ご利益満載!富岡八幡宮の歴史や由緒とは?
富岡八幡宮は、1627年、当時は永代島と呼ばれていた現在地に創建。総じて6万508坪もの広大な敷地を有する神社は、地元の方のみならず、「江戸最大の八幡様」として多くの方から親しまれていました。
江戸時代から現代まで親しまれる富岡八幡宮には、年間を通して多くの参拝客が訪れますが、特に毎月1日、15日、28日の「月次祭」の縁日や、「深川八幡祭り」の際は、普段以上の賑わいを見せます。
また、富岡八幡宮は、江戸幕府が相撲興行を初めて行うことを認めた、勧進相撲発祥の地です。神社の近くには相撲にまつわる展示を眺められる「深川江戸資料館」もあるため、合わせて足を運んでみると良いでしょう。
歴史にご利益、境内の見どころなど、魅力満載なパワースポットが、富岡八幡宮です。
富岡八幡宮のアクセス情報
富岡八幡宮は、東京メトロ東西線、門前仲町駅から徒歩3分の好立地です。その他にも都営地下鉄大江戸線、JR京葉線など、さまざまな駅から徒歩でたどり着けます。
富岡八幡宮のすぐそばには、「深川不動尊」や「深川公園」などの人気スポットが集まっているため、迷わず向かいやすいはずです。境内に入る時ときは、永代通り沿いの大鳥居をはじめとする、赤く大きな鳥居を目印にしましょう。
境内には、20台ほど駐車できる参拝者用駐車があります。満車の場合は周辺のタイムズに停めましょう。
- 東京メトロ東西線 門前仲町駅から徒歩3分
- JR京葉線越 中島駅から徒歩15分
- 都営地下鉄大江戸線 門前仲町駅から徒歩6分
- 錦糸町駅から都営バス07系統 門前仲町行に乗車、富岡一丁目バス停下車から徒歩2分
富岡八幡宮の詳細情報
- 【住所】東京都江東区富岡1-20-3
- 【電話番号】03-3642-1315
- 【参拝時間】24時間参拝可能(社務所は9:00~17:00)
- 【定休日】年中無休
- 【ご利益】商売繁盛・社内安全・縁結び・安産祈願・交通安全
ご利益あるパワースポット!富岡八幡宮の見どころを解説
門前仲町・深川エリアで時代を跨いで、多くの方から親しまれている富岡八幡宮。そのご利益を求めて、多くの方が訪れます。都心部にあるとは思えない緑豊かな神社は、仕事やお出かけの途中に訪れたいオアシスのようなスポットです。
広い境内に見どころ満載なパワースポットの魅力を、都内の神社を巡る王子さんぽ目線で解説します。
下町のパワースポット!富岡八幡宮の本殿を参拝
東京メトロ東西線、門前仲町駅から徒歩3分、広大な敷地を有していて、エリアの中でも存在感のあるスポットが、富岡八幡宮です。
参拝客を出迎える大きな赤い鳥居の奥には、脇に木々がそびえ立つ参道がのびています。
私が富岡八幡宮を参拝に行くタイミングは、なぜかいつも夏です。日差しが降り注ぐ季節ですが、境内は植えられた木々のお陰で日陰も多く、直射日光を避けられます。
富岡八幡宮の参道途中に置かれたベンチの「カスヤマローソク」という文字には、どこかレトロな雰囲気を感じられます。
都内でも屈指のパワースポットながら、時間の流れをゆったりと感じられるのが、個人的なおすすめポイントです。
参道の奥に見えるのが、富岡八幡宮の本殿です。菅原道眞の血を引く長盛法印が創建したといわれる神社は、 応神天皇をはじめ8柱の神様を祀っています。
ちなみに境内は犬の同伴が可能。多目的トイレやおむつ替えできるスポットもあるため、幅広い年代の方が参拝しやすいのも魅力です。
富岡八幡宮を参拝する前には、手水舎で手を清めておきましょう。私が参拝した5月頃には、「深川花手水」と呼ばれるイベントが行われていました。
美しい花が浮かべられた手水舎は、参拝者に癒やしや安らぎを提供したいという想いから始められたそうです。
富岡八幡宮の境内には、階段だけでなく、車椅子やベビーカーでも参拝しやすいスロープがつくられています。
「ご利益あるパワースポットを参拝したいれども、足元に不安がある」という方でも安心して参拝可能です。
富岡八幡宮の社務所では、さまざまなご利益のあるお守りを購入できます。健康や厄除けといったお守りの他に、釣行安全・大漁祈願や、可愛いキティちゃんが描かれたユニークなお守りも購入できます。
富岡八幡宮は24時間参拝自由ですが、社務所は9:00~17:00まで営業の点だけ注意しておきましょう。
富岡八幡宮の境内には、震災や戦災でも倒れなかった2本のいちょうの木があります。そんな木に由来する「えんむすび守」と「福縁銀杏御守」は、数ある御守の中でも特におすすめです。
縁結びのご利益がある2つのお守りが気になる方は、ぜひ社務所で購入してみましょう。
富岡八幡宮の中心にそびえ立つ本殿。応神天皇をはじめ、8柱を祀る本殿を参拝すると、縁結びや商売繁盛、交通安全など、さまざまなご利益にあやかれます。
ちなみに社殿は創建以来、何度も焼失、損壊を繰り返し、その度に建て直されています。現在の社殿は1956年に建てられたもので、朱色を中心とした色使いは存在感抜群です。
広く開放感のあるパワースポットは、王子さんぽが自信を持っておすすめします。
江戸勧進相撲発祥の地!相撲にまつわるスポットを巡る
パワースポットとして知られる富岡八幡宮は、江戸勧進相撲発祥の地です。1684年に江戸幕府から年に2回許された勧進相撲が開催されていたのが、富岡八幡宮の境内です。
100年以上に渡り、開催されていく中で、定期興行制や番付制が確立されていき、現在の大相撲に繋がったといわれます。そんな富岡八幡宮内にあるのが、相撲にまつわるスポットです。
本殿裏手にある「横綱力士碑」は、現代の横綱まで名前が記されている記念碑。高さ3.5m、幅は3m、重さ20トンもの巨大な記念碑は、横綱の名に恥じない迫力です。
相撲に縁がある富岡八幡宮では、新横綱誕生時に土俵入りが奉納されます。土俵入りが開催される日には、多くの参拝客で境内が賑わうため、日程を確認して足を運んでみるのも良いでしょう。
本殿までの参道沿いにある「大関力士碑」は、歴代大関を顕彰するために建立された記念碑です。100人以上の四股名が刻まれた記念碑や、隣にある巨人力士手形足形碑、 強豪関脇碑などは、大相撲ファンにとってのパワースポットになっています。
富岡八幡宮の東参道にあるパワースポット
広大な敷地の富岡八幡宮には、ご利益あるパワースポットが豊富にあります。東参道を進んだ先に見える緑に囲まれた景観豊かな池は「弁天池」です。
中の島に、美と芸能、財運などのご利益にあやかれる「七渡神社(地主弁天)」が鎮座する池の畔には、弁天様の使いにして、参拝者に幸福を授けるという白蛇が住まうといわれます。
私が足を運んだ日は、木々の隙間から木漏れ日が差し込み、都心部とは思えないリラックスできる空間が広がっていました。
「弁天池」にある「七渡神社」では、年に一度例祭が開催され、弁天様にお参りができます。ちなみに、例祭中には、社務所で期間限定の「七渡神社」の御朱印を授与してもらえるため、御朱印集めをしている方にとっても注目の行事です。
境内でも見逃しがちなパワースポットが、さまざまな神社の祭神が合わせて祀られた「合末社」です。ここには、勧進相撲発祥の地といわれる富岡八幡宮らしい「野見宿禰神社」もあります。
ちなみに、野見宿禰とは、日本書紀に登場すて相撲の名勝負を繰り広げたと伝えられる古墳時代の豪族です。祭神の野見宿禰にちなんで技芸向上や勝利祈願のご利益があるそうです。
その他にも、商売繁盛のご利益がある稲荷神社や、聖徳太子を祀る神社まであるので、参拝の際は忘れずに立ち寄りましょう。
富岡八幡宮の西参道にあるパワースポット
富岡八幡宮の東参道にも、さまざまな見どころがあります。その一つが「力持ち碑」です。碑の由来は、江戸時代にまで遡ります。
江戸時代当時、富岡八幡宮周辺には、市民の食料を置くための倉庫が立ち並び、そこで働く人たちが度々力自慢をしていたそうです。
曲芸まで発展した力自慢を称える碑や、奉納された力石が東参道に置かれているので、時間をかけて境内を巡れる方は、立ち寄ってみてください。
東参道側にある「東屋」は、休憩所として多くの方が活用している屋根付きの建物です。東屋のすぐそばには、富岡八幡宮や郷土の資料を展示する「資料館」もあるため、合わせて立ち寄ってみましょう。
ちなみに、「資料館」は事前予約制、大人300円、子供150円で入館できます。
東参道にある末社の数々は、本殿と合わせてお参りしたいパワースポットです。
武神を祀り、勝運などのご利益がある「鹿島神社」、深川七福神のコースに含まれ、航海安全・商売繁盛のご利益が期待できる「恵比寿社」など、祭神の異なる神社が、境内の奥にズラッと並んでいます。
ちなみに末社の一つに数えられる「大島神社」は、毎年11月になると酉の市が開催。火難除けのご利益のある熊手を求めて、行列ができるほどの賑わいを見せます。
富岡八幡宮の見逃せないスポットを紹介!
富岡八幡宮参道沿いにある「神輿庫」では、日本一の大きさを誇る「黄金大神輿」を鑑賞できます。特に、御本社一の宮神輿は高さ4m39cm、屋根幅は2m89cmにも及ぶ大きさです。
ダイヤモンドやルビーがあしらわれたきらびやかなお神輿は、見ているだけでも圧倒されます。ちなみに江戸三大祭の一つ「富岡八幡宮 例大祭」で、3年に1度行われる本祭りでは、御本社二の宮神輿が街中を担がれる様子を眺められますよ。
富岡八幡宮の「手水舎」すぐそばにある「八角十二支石碑」は、願掛けができるパワーポットです。
願いを祈りながら、指定の順番に石碑を触ることで決断を後押ししてくれる石碑は、建築家、実業家、風水作家など、さまざまな分野で活躍するDr.コパ氏によって監修されています。
一度に願掛けできるのは一つの願いのみ。金運や、仕事運、人気運など、願いによって石碑を触る順番は異なるため、解説を見ながら挑戦してみましょう。
富岡八幡宮の正面参道には、江戸時代に「大日本沿海輿地全図」を完成させた伊能忠敬の銅像があります。
日本各地を歩き回り、正確な測量で日本地図を完成させた伊能忠敬。人生50年といわれていた江戸時代に、50歳から測量旅行を始めている点には驚かされます。
そんな伊能忠敬が測量旅行出発の際に、富岡八幡宮を参拝していたという逸話から、境内に銅像が建てられることになったそうです。
ちなみに、富岡八幡宮周辺には、伊能忠敬が測量を学んだ暦局跡や、歩測訓練を行った道もあるため、合わせて足を運んでみましょう。
富岡八幡宮の楽しみ方としておすすめなのがおみくじでの運試しです。一般的なおみくじの他に、仕事運を占える「仕事みくじ」、恋愛運を占える「縁結びみくじ」など、さまざまな種類のおみくじが揃います。
本殿脇におみくじが置かれているので、参拝の前後に購入してみてはいかがでしょうか。
富岡八幡宮の周辺スポットを紹介!
富岡八幡宮周辺には、ご利益のあるパワースポットやおしゃれなカフェなど、合わせて立ち寄りたいスポットが満載です。実際に私が足を運んだ中でもおすすめのスポットを厳選して紹介します。
富岡八幡宮と並ぶパワースポット「深川不動尊」
「深川不動尊」は、千葉県にある成田山新勝寺の別院です。「深川のお不動様」と親しまれる寺院は、本尊に不動明王をまつり、病気平癒や国家安泰などのご利益があるといわれます。
境内には、クリスタル五輪塔が並ぶ「祈りの回廊」や、「開運出世稲荷社」といった見どころも豊富。富岡八幡宮と合わせて、パワースポット巡りを楽しみたい方は、足を運んでみましょう。
おしゃれなカフェで一息つくなら「MONZ CAFE 門前仲町店」
富岡八幡宮から徒歩4分、深川ご利益通りと呼ばれる通り沿いにあるのが「MONZ CAFE 門前仲町店」です。下町風情を感じられる深川の街に溶け込むデザインながら、随所にモダンさを感じられます。
晴れた日にはテラス席、お一人様ならカウンター席と、用途に合わせて使い分けられる席が揃っているのが魅力的です。
「MONZ CAFE 門前仲町店」では、軽食メニューからスイーツ、ニュージーランドで人気のコーヒー「オールエスプレッソ」まで、さまざまなメニューが揃います。
その中でも富岡八幡宮参拝前後の一休みにぴったりなのが、定期的にメニューが変わるケーキです。フレッシュさの後に濃厚なチーズのコクが広がる「バスクチーズケーキ」をはじめ、バラエティに富んだスイーツを堪能しましょう。
広大な境内に見どころ満載!富岡八幡宮でご利益さんぽ
東京都江東区にある富岡八幡宮は、江戸時代から庶民に親しまれているパワースポットです。参拝することで、縁結びや商売繁盛、交通安全など、さまざまなご利益にあやかれます。
広大な敷地の中には、都心とは思えない自然、末社、相撲ゆかりの記念碑など、見どころが満載。ぜひ、門前仲町・深川エリアを観光の際は、足を運んでみてください。
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