東京都渋谷区の原宿にある東郷神社は、海軍の英雄として教科書にも掲載されている東郷平八郎をまつる神社です。
日露戦争でロシアのバルチック艦隊を打ち破り、勝利に導いた東郷平八郎がまつられてることから必勝、学業成就などのご利益があるといわれています。
観光地としても人気の原宿、竹下通りの直ぐそばにありながら、意外に見逃されがちな「東郷神社」。春の桜やご利益満載のお守りまで、パワースポットと名高い神社の魅力を解説します。
東郷神社とは？歴史を解説
「東郷神社」は1934年、軍神と歌われていた海軍の英雄、東郷平八郎が天珠を全うしたのに際して、全国各地からの要望、献金に応える形で創建されることになった神社です。
その後、1940年に完成した「東郷神社」は、祭神に東郷平八郎をまつり、勝利、良縁祈願、合格祈願まで、幅広いご利益があるとされます。
ちなみに現在の社殿は、東京大空襲により一度焼失した社殿を、1964年に再建したものです。
現在では、観光地として人気の原宿エリアにあり、境内では桜の花も鑑賞できることから、国内外の観光客が訪れるパワースポットとしても人気を集めています。
東郷神社への行き方・アクセス
「東郷神社」は、JR原宿駅から徒歩5分の好立地にあるパワースポットです。竹下通りの脇道や、明治通り沿いの大鳥居をくぐった先から、境内を散策できます。
国内外から観光客が訪れる、原宿の中心地にあるため、境内は常に多くの参拝客で賑わいを見せています。
また、車で「東郷神社」を訪れた方は、神社のすぐそばにある「東郷パーキング（平日30分300円、休日30分500円）」を利用すると便利です。
駅近にあるとは思えない荘厳な雰囲気の神社は、社殿の他にも桜や関連施設などの見どころが満載。原宿エリアで軍神のご利益にあやかりたい方は、ぜひ足を運んでみましょう。
東郷神社の詳細情報
- 【住所】東京都渋谷区神宮前1−5−3
- 【電話番号】03-3403-3591
- 【開門時間】4月～10月 6:00～17:00 11月～3月 6:30～:17:00（元旦のみ0:00～18:00）
- 【ご利益】必勝、縁結び、学業成就
- 【お守り】勝守、勝札、海上安全守、Z旗等
原宿のパワースポット！東郷神社のご利益や見どころを解説
原宿駅から徒歩すぐの東郷神社は、勝運の神様をまつるパワースポットです。そのご利益を求めて、必勝祈願、合格祈願など、勝負事の前に訪れる方で、連日境内は賑わいを見せています。
境内には、東郷平八郎をまつる社殿の他にも、桜や海の宮など、見どころが豊富です。原宿観光の際は、ぜひ立ち寄ってみてほしい東郷神社の魅力を王子さんぽ目線でお伝えします。
1.勝利のご利益あり！東郷神社の社殿を参拝
原宿駅から徒歩5分、竹下通りを抜けて、明治通り沿いを歩いていると、「東郷神社」の朱色の鳥居が見えてきます。
原宿の神社というと、「明治神宮」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そして原宿エリアに観光やお出かけで訪れても、東郷神社は意外に見逃しがちなスポットです。
広い境内には見どころ満載の東郷神社。まずは一礼して鳥居をくぐり、境内に入っていきましょう。
境内を歩いていると目立つのが、至るところでなびいている赤、青、黒、黄色の鮮やかな色の旗です。「Z旗」と呼ばれるこの旗は、海軍の間で大成功を期する旗じるしといわれています。
海軍の英雄をまつる「東郷神社」ならではの旗がなびく道を進んでいくと見えるのが神門です。原宿の都心にあるとは思えない荘厳な雰囲気の門をくぐった先に、東郷神社の社殿はあります。
東郷神社でまつられているのは、日露戦争時に、世界最強といわれていたロシアのバルチック艦隊を撃破した東郷平八郎です。勝負事のご利益があるといわれるこの神社には、私自身何度も足を運んでいます。
ちなみに、社務所では、海軍で演技の良い旗として知られる「Z旗」を模した、この神社ならではのお守りも購入できますよ。
社殿のすぐそばには、日本中を熱狂の渦に巻き込んだWBC、侍ジャパンの監督、栗山英樹さんが願主となった旗も置かれていました。
実際に侍ジャパンは世界一に輝いているので、東郷神社のご利益にも、思わず期待してしまいますね。
海の宮
「海の宮」は、海軍・海事・水産関係者また崇敬者の諸霊を祭神としてまつっています。海軍とゆかりのある東郷神社では、勝利だけでなく、海上安全や交通安全などのご利益にもあやかられるそうです。
2.記念館に神池まで！東郷神社の見どころを解説
神池
多くの観光客で賑わう原宿とは思えない、豊かな景色が広がるのが「神池」です。奥にそびえ立つ東郷神社を背景に、四季折々の景色を楽しめます。
春夏秋冬、全ての季節に足を運んでいる私のおすすめは、秋の紅葉と春の桜です。池全体がライトアップされた夜の景色も美しいのでぜひ、鑑賞してみてください。
神池の銅鳥居
池の畔にある「神池の銅鳥居」は、築地の海軍用地にあった水交神社の鳥居を移したものです。
半世紀以上、日本海軍や、水交神社で結婚式を挙げた人を見つめ続けてきた鳥居からは、歴史の重みを感じられます。
東郷記念館
神池の奥には結婚式場として利用できる「東郷記念館」があります。
施設内には予約制でアフタヌーンティーを楽しめる「きざはしラウンジ」もあるため、東郷神社の参拝前後にカフェタイムを満喫したい方におすすめです。
潜水艦殉国碑
「潜水艦殉国碑」をはじめ、東郷神社の中には、戦時における殉国者のための碑があります。歴史に思いを馳せる地という意味でも、一度は参拝したい神社です。
東郷神社の狛犬は、やや角張ったデザインが特徴的です。ちなみにこの狛犬を制作したのは山形県生まれの彫刻家、新海竹太郎とのこと。
3.景観豊かな東郷神社の桜スポット
景観豊かな東郷神社は、原宿の都心部で桜を眺められる穴場スポットです。何度も足を運んでいる私目線で紹介する境内の桜名所、1つ目が入り口の鳥居前です。
私が訪れた3月下旬も、海外から参拝に訪れた参拝客が記念撮影を楽しんでいました。鳥居をくぐった先の参道にも桜が咲いているので、春には桜のトンネルを潜りながら本殿まで迎えます。
四季折々の景色を楽しめる東郷神社の神池も、立ち寄っておきたい桜スポットです。また、桜の見頃になると東郷神社では、桜まつりや夜の特別ライトアップを開催。
2023年には、縁結びのご利益がある「幸せ桜」を公開。夜には桜を青く染める美しいライトアップで訪れた人を魅了しました。
東郷神社の社殿横にも植えられている桜の木。ご利益あるパワースポットを参拝しながら、原宿で花見ができるが嬉しいポイントです。
原宿の東郷神社で勝利のご利益にあやかろう！
原宿の東郷神社は、勝負事の前に参拝したい、必勝、合格、縁結びなどのご利益がある神社です。侍ジャパンの栗山英樹監督をはじめ、数々の著名人も願掛けをしていることでも知られています。
祭神は海軍の英雄、東郷平八郎なので、海軍好きな方や、歴史好きな方にもおすすめです。ぜひ原宿観光やお出かけの際に気になった方は、立ち寄ってみてください。
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