【王子】飛鳥山公園の見どころは?桜や子連れで遊べる遊具まで

飛鳥山公園の桜 北区の公園・自然

JR王子駅から徒歩すぐの飛鳥山公園は、王子、北区を代表するお出かけスポットです。古くから景勝地として親しまれる高台の公園は、桜や紅葉の名所として親しまれています。

日本の歴史公園100選にも選ばれている飛鳥山公園は、桜や紅葉だけでなく、渋沢栄一ゆかりのスポットや、子供連れで楽しめる遊具まで見どころ満載です。

そんな飛鳥山公園の魅力を王子在住の著者目線で紹介。周辺のお出かけ情報と合わせて、参考にしてみてください。

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王子の名所!飛鳥山公園の歴史を解説

飛鳥山公園からの景色

北区王子にある飛鳥山公園は、江戸幕府の将軍、徳川吉宗が享保の改革の一環として整備したという歴史ある公園です。

江戸時代、このあたりの桜の名所は寛永寺(現在の上野)位しかなく、春になると風紀が乱れていました。そこで庶民が安心して花見ができる場所として造成されたのが飛鳥山公園なのです。

現在も公園内には、650本もの桜の木が植えられているため、春になると多くの行楽客が花見に訪れて賑わいをみせます。

そんな飛鳥山公園ですが、明治6年に上野・芝・浅草・深川と並び、日本ではじめての公園に認定されたことでも知られています。現在も日本の歴史公園100選に選ばれ、桜や紅葉、遊具など公園内は見どころ満載。

渋沢栄一ゆかりの地としても注目を集める魅力的なスポットに足を運んでみましょう。

飛鳥山公園の観光情報

  • 住所 : 東京都北区王子1-1-3
  • マップ: Googleマップ
  • 電話番号 : 03-3908-9275
  • 定休日 : 年中無休
  • 営業時間 : 常時開放中(博物館やおみやげ館など、例外あり)
  • 料金 : 無料
  • 公式ホームページ : 飛鳥山公園

飛鳥山公園は、桜の名所としても知られる人気スポットです。基本的に公園内は無料で開放されているため、自分の予定に合わせて訪れられます

また、公園内には、坂道が多いので訪れる際は歩きやすい服装が良いでしょう。公園の上方まで階段を登れるか不安な方は、「アスカルゴ」と呼ばれる飛鳥山モノレールを利用するのがおすすめです。

アスカルゴは車いすやベビーカーにも対応しているため、子供連れの家族や、体が不自由な方でも安心して公園さんぽを楽しめますよ。

園内の施設は基本無料ですが、博物館などの一部施設は拝観料がかかるため、事前にチェックしておきましょう。

飛鳥山3つの博物館はこちらから

飛鳥山公園のアクセス情報

飛鳥山公園までは、公共交通機関を利用するのが便利。離れた地域から訪れる方はJRや東京メトロ、地元の方ならバスや自転車を活用するのもおすすめです。

それぞれの最寄り駅からは徒歩5分以内のため、はじめて飛鳥山公園を訪れる方でも、比較的迷わずにたどり着けるはずです。

電車・バスの場合

  • JR王子駅北口から徒歩1分
  • 東京メトロ南北線 王子駅から徒歩2分
  • 都電荒川線 王子駅から徒歩1分
  • 都バス 飛鳥山停留所から徒歩3分

駐車場について

飛鳥山公園の敷地内には、有料駐車場が完備されています。普通車20台ほどの駐車場のため、桜や紅葉シーズンなど多くの方で賑わう時期は、周辺の有料駐車場を活用すると良いでしょう。普通車の駐車料金は30分150円、利用時間は8:30~18:30となっています。

遊具から桜まで!飛鳥山公園の見どころを解説

飛鳥山公園の花

王子で屈指の人気を誇る飛鳥山公園。桜や紅葉を楽しめる景勝地としてだけでなく、子供連れの家族が楽しめる児童公園としての魅力も兼ね備えています。

そんな公園の見どころを王子在住の著者目線で徹底解説。お出かけや観光の参考にしてみてください。

1.王子随一の桜の名所!飛鳥山公園の四季折々の景色

飛鳥山公園の桜

飛鳥山公園の桜

飛鳥山公園は江戸時代から桜の名所として、多くの人に親しまれてきた公園です。徳川8代将軍、吉宗によって植えられたという桜の数は、2022年時点で650本ともいわれています。

桜が咲き誇る3月の下旬から4月上旬にかけては、公園内が華やかに飾りつけされて、夜にはライトアップまで行われます。昼間に花見を楽しむのはもちろん、幻想的な夜桜鑑賞をしてみるのもおすすめです。

飛鳥山の桜

春の飛鳥山公園に訪れる人数は、約6万人といわれます。園内はほどよい広さで、座ってお花見を楽しみたい方はもちろん、歩きながら桜を鑑賞したい方にもおすすめのスポットです。

新緑の飛鳥山

夏の飛鳥山公園

夏の飛鳥山は、木々の生命力を感じられる新緑の季節です。公園内には木陰も多く、昼間でも日陰を歩けば、散策しやすいのが魅力です。

また、広場のようなエリアでは、夏場になると水遊びが楽しめます。おむつを履いている子供でなければ、基本的に誰でも水遊びしてOKです。

飛鳥山で水遊びができる期間やルールの詳細は公式ホームページより確認しましょう。

飛鳥山公園の秋

飛鳥山公園の紅葉

飛鳥山公園は、桜だけでなく紅葉スポットとしても人気です。園内に植えられたイロハモミジや、トウカエデといった木々が、鮮やかに色づく姿を訪れた方に見せてくれます。

王子在住の著者が特におすすめする公園内の紅葉スポットは、渋沢庭園です。渋沢栄一ゆかりの青淵文庫(せいえんぶんこ)や、晩香廬(ばんこうろ)といった建築と合わせて、鮮やかな紅葉を鑑賞してみてください。

2.飛鳥山公園のユニークな遊具!ゾウの滑り台に蒸気機関車まで

飛鳥山公園の遊具

お城の遊具

飛鳥山公園の児童エリアには、子連れで遊びたくなるようなユニークな遊具がたくさんあります。2020年にリニューアルしたお城のような見た目をした複合遊具は、高さ7m、3階建てというスケール感です。

お城の頂上までは、階段や石の足場、金具などさまざまな手段で登れるため、すべり台で遊ぶ前から楽しめます。テレビドラマのロケ地に使われるほど、他の公園にはない個性的な外観が魅力的です。

飛鳥山公園のゾウ

ゾウの遊具

飛鳥山公園の遊具の中でもひときわ目立つのが、大きなゾウの姿をした滑り台です。思わず写真を取りたくなるほど、インパクト抜群なすべり台で遊んでみましょう。

すべり台の周辺には、ベンチが複数あるため公園散策で疲れた方が休憩するのにもぴったりです。

飛鳥山公園のブランコ

ブランコ

変わった遊具だけでなく、ブランコのような定番の遊具もあります。自然豊かで、広々とした児童エリアは、子連れの方はもちろん、自然散策を楽しみたい方にもぜひ、立ち寄ってほしい場所です。

 

飛鳥山の都電608

飛鳥山公園の都電

飛鳥山公園には、本物の都電車両が展示されています。黄色の車体が印象的な6080都電は、昭和53年まで実際に線路を走っていた車両です。

外から見たり、写真を撮ったりするのはもちろん、車両の中に入るのもOK。レトロな雰囲気の車両内は、タイムスリップしたかのような気分に浸れます。

蒸気機関車D51853

蒸気機関車D51853

都電車両と並ぶように展示されているのが、蒸気機関車D51853です。こちらも模型ではなく昭和47年6月まで実際に走っていたものとなります。

鉄道好きな方や、電車好きな子供がいる家族は、遊具と合わせて、ぜひ2つの車両鑑賞も楽しんでみてください。

3.歴史を学べる「飛鳥山3つの博物館」

紙の博物館

紙の博物館

飛鳥山公園には「飛鳥山3つの博物館」があります。運営団体が異なる博物館それぞれの展示からは、地域の歴史や文化を学べると評判です。

1つ目の「紙の博物館」は、世界有数の紙に関する総合博物館として、多くの資料を保存、展示しています。日本の洋紙発祥の地といわれる北区王子でさまざまな展示を楽しみましょう。

常設展示では、紙の製造工程、種類や用途、歴史などを展示。紙にまつわる書物が1万5千点保存される図書館も無料で開放されれいます。

また、定期的に開催される紙すき教室は、牛乳パックからはがきを作れる貴重な体験として、子供から大人まで幅広い世代に人気があるそうです。

渋沢史料館

渋沢史料館

近代資本主義の父といわれ、飛鳥山公園にもゆかりがある実業家の渋沢栄一。2022年時点で、新1万円札の顔としても注目を集めています。そんな渋沢栄一のた邸宅跡地に建てられた博物館が、「渋沢史料館」です。

約600もの公共事業に関わってきたといわれる渋沢栄一の生涯や事績にまつわる資料が、館内には展示されています。

後述する「晩香廬」や「青淵文庫」など、渋沢栄一ゆかりのスポットと合わせて、日本経済の礎を作ったといわれる偉人の展示を楽しんでみてください。

飛鳥山博物館

飛鳥山博物館

北区飛鳥山博物館」は、北区の歴史や文化、自然にまつわる展示を鑑賞できる郷土風土博物館です。1Fの常設展示では、14のテーマに分かれたさまざまな展示を鑑賞できます。

北区王子の地層や、昔の人が暮らしていた竪穴式住居、中里貝塚出土の独木舟など、飛鳥山公園周辺の歴史を肌で感じられる展示の数々は見応え抜群です。

「飛鳥山3つの博物館」は、1つの博物館のみを鑑賞するのはもちろん、3間共通のチケットもあるので、気になる方は活用してみましょう。

4.一万円札で話題!渋沢栄一ゆかりのスポット

青淵文庫

青淵文庫

飛鳥山公園は、桜や遊具の他に、渋沢栄一ゆかりの地としての顔を持ちます。当時、王子製紙を北区に作った渋沢栄一は、その工場を見守るために飛鳥山に邸宅をつくりました。

晩年には、家族と過ごすための邸宅としても使用されていた住まいの跡地こそ、飛鳥山公園の「旧渋沢庭園」なのです。

庭園にある「青淵文庫」は、渋沢栄一80歳の祝いに寄贈された煉瓦と鉄筋コンクリート造の建築。1925年に改装されてからは渋沢栄一の書庫、接待の場として活用されていました。

柏の葉をデザインした柏の葉をデザインした美しいステンドグラスが特徴的な洋館は、開館日であれば無料(渋沢史料館の入場券)で入館できますよ。

晩香廬

晩香廬

「晩香廬」は、渋沢栄一の喜寿を祝うために清水建設より寄贈された洋風の茶室です。青淵文庫と晩香廬はそれぞれ、国の重要文化財に指定されています。

小さな建物ながら、館内の装飾や家具の細部まで行き届いたデザインや設計が見どころです。

渋沢庭園

旧渋沢庭園

旧渋沢庭園内には、自然散策を楽しめるエリアがあります。公園の中心部に比べると人も少なくなるため、桜や紅葉の季節の穴場スポットとしておすすめです。

王子在住の著者は、紅葉の時期になるとよく旧渋沢庭園周辺を散歩しています。

5. 開発が進む飛鳥山公園!お土産店やレストランも

おみやげ館

おみやげ館

渋沢栄一が主人公の大河ドラマが公開されたり、新一万円札の顔となったりするのを受けて、飛鳥山公園には、さまざまな新しいスポットが誕生しています。

その一つが、「飛鳥山おみやげ館」です。渋沢栄一のグッズや王子にまつわる商品を変えるので、地元の方や観光客の方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

渋沢栄一の自販機

飛鳥山おみやげ館のすぐそばには、渋沢栄一の年表がズラッとまとめられたユニークな自販機も。再開発がどんどん進む飛鳥山公園は、観光客だけでなく、王子在住の方からも注目を集めています。

レストランができる工事現場

レストラン予定地

飛鳥山公園では、2023年オープン予定の「shibusawa hatれすとらん館」の工事が進められています。飛鳥山を地域の社交場にするというコンセプトをもとに、飲食店やコミュニティスペースが作られるそうです。

飛鳥山公園周辺のお出かけスポットを解説

旧古河庭園の外観と花

飛鳥山公園周辺には、王子エリアを代表する神社や、バラの名所として知られる庭園など、お出かけにぴったりな名所がたくさんあります。

そこで、王子在住の著者目線で、飛鳥山公園と合わせて行きたいスポットを解説します。

1.旧古河庭園

旧古河庭園の洋館

旧古河庭園」は、飛鳥山から徒歩15分ほどの場所にある庭園です。

ジョサイア・コンドル博士によって設計された庭園、洋風庭園、日本庭園など、広い敷地内にはさまざまな見どころがあります。中でも、春と秋に見頃を迎えるバラは、大きな魅力です。

広大な敷地の庭園で自然に触れ、ゆったりと過ごしたい方におすすめのお出かけスポットです。

旧古河庭園の詳細はこちら

旧古河庭園の見どころを解説!バラの見頃や歴史ある洋館にアクセスまで解説
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2.王子神社

王子神社の鳥居

飛鳥山公園から徒歩5分ほどの「王子神社」。王子に住む人から長年親しまれている由緒正しい神社です。

家内安全、厄除け、開運などさまざまなご利益があるとされる神社の境内には、子育て狛犬、髪の神社、御神木の大銀杏など見どころが満載です。

王子エリアを散策する方は、ぜひ飛鳥山公園から足を伸ばして訪ねてみてください。

王子神社の詳細はこちらから

王子神社はパワースポット!創建700年の歴史やご利益まで解説
王子神社は、東京都北区王子にある開運や、厄除けや家内安全、身体健全、交通安全、縁結びにご利益のある王子屈指のパワースポットです。創建700年を超える歴史ある神社は、北区無形文化財にも指定されています。

桜や紅葉に遊具まで!見どころ満載な飛鳥山公園

江戸時代から桜の名所として親しまれる飛鳥山公園は、北区王子屈指のお出かけスポットです。

自然豊かな公園では、桜の他にも秋の紅葉やユニークな遊具、水遊びスポット、博物館まで、たくさんの見どころがあります。

ぜひ、お出かけや観光の際は、王子在住の著者目線で解説した本記事の内容を参考にしてみてください。

 

 

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