東覚寺にある赤紙仁王とは?インパクト抜群な見た目とそのご利益とは?

赤紙が貼り付けられた仁王像 神社・お寺

東覚寺は、東京都北区田端にある真言宗豊山派のお寺です。田端駅から徒歩すぐの好立地にあるお寺には、訪れた人を驚かせる「赤紙仁王」が佇んでいます。

体中に赤紙を貼られた仁王像の姿はインパクト抜群。遠くからでも分かる異様な立ち姿は見る人を惹きつけます。

実は、田端のパワースポットとしてご利益あるお寺として知られる東覚寺。赤紙仁王と東覚寺の見どころを徹底解説します。

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赤紙仁王で注目!田端にある東覚寺とは?

東覚寺の赤紙を大量に貼り付けられた仁王

東覚寺の赤紙仁王

東覚寺は、奈良県の豊山長谷寺を本山とする真言宗豊山派の寺院です。田端駅から徒歩圏内にあり、真っ赤な赤紙が貼り付けられた赤紙仁王が印象的。

その歴史を遡ると、1491年に、源雅和尚が不動明王を本尊として、現在の万世橋(神田・秋葉原)に建立したのが始まりといわれています。東覚寺が現在の田端に移ったのは、安土桃山時代の後期、1596~1615の頃です。

江戸時代には徳川将軍の祈願所として栄え、本尊には弘法大師作の不動明王、九品仏堂には恵心作の阿弥陀三尊が安置されていたとされています。

しかし、昭和20年の戦火で不動明王以外のお堂は消失。現在残っている本堂は昭和42年になって再建されたものです。

また、東覚寺の大きな見どころになっているのが、護摩堂前にある赤紙仁王です。それぞれ静と動を表した一対の仁王像は、世界の始まりと終わりを表しているともされています。

人々が仁王像に祈りをささげる中で、いつのまにか赤紙を貼り付けるようになったそうです。ちなみに赤紙仁王のご利益は、赤紙を貼り付けた部分の病気の身代わりを仁王像が引き受けてくれるというもの。

田端のパワースポットとして注目を集める赤紙仁王に足を運んでみましょう。

田端駅から東覚寺までのアクセス

東覚寺は、JR田端駅から徒歩7分、日暮里駅から徒歩14分、駒込駅から14分のパワースポットです。3つの駅から徒歩でアクセスできるので、気軽に足を運びやすいのが魅力的。

駐車場や駐輪場はないため、アクセスの際は公共交通機関を利用しましょう。どの駅から歩いて向かっても、真っ赤な見た目でインパクト抜群な赤紙仁王が目印となってくれるはずです。

  • JR田端駅から徒歩7分
  • JR日暮里駅から徒歩14分
  • JR駒込駅から徒歩14分

東覚寺 赤紙仁王の詳細情報

  • 【住所】東京都北区田端2-7-3
  • 【電話番号】03-3821-1031
  • 【参拝時間】参拝自由

東覚寺の公式HPはこちらから

赤紙仁王のご利益にあやかる!田端の東覚寺の見どころを解説

東覚寺の赤紙仁王とわらじ

東覚寺護摩堂前の赤紙仁王

田端駅周辺でインパクト抜群なパワースポットとして、人気を集める東覚寺。由緒正しいお寺には、赤紙仁王以外にもさまざまな見どころがあります。

何度も足を運んで、赤紙を実際に貼り付けたこともある著者が、東覚寺の注目ポイントを解説します。

東覚寺の名所!赤紙仁王のご利益とは?

東覚寺の護摩堂

東覚寺の護摩堂

東覚寺の山門横にある護摩堂。その前に安置されているのが赤紙仁王と呼ばれる仁王像です。江戸時代初期に建立されたこの仁王像は、2022年になっても赤紙の貼り付けられた見た目で注目を集めています。

東覚寺の赤紙仁王

正面からみた赤紙仁王

赤紙仁王のご利益は、体の患部と同じ場所に赤紙を貼り付けることで、病気や怪我の身代わりとなってくれるというものです。インパクト抜群の見た目は、ご利益を求めて多くの人が仁王像に祈願した証なのです。

ちなみに、赤紙仁王は北区指定有形民族文化財に指定されています。

赤紙仁王横のわらじ

東覚寺の赤紙仁王裏手には、草履がズラッと並んでいます。この草履は赤紙仁王に祈願して、願いが叶った方々が奉納したものです。

膨大な数の草履からも、赤紙仁王のご利益を感じられます。

東覚寺の脇道

赤紙仁王に貼り付ける赤紙は、東覚寺境内にある受付で購入できます。看板の案内に従って、細い道を進むと民家のような建物があるため、そこで赤紙をもらいましょう。

ちなみに受付では、赤紙の他に御朱印やお守りの購入も可能です。

本尊は不動明王!東覚寺の境内を参拝

弘法大師の像

東覚寺の境内で目につくのが、弘法大師空海の像です。お隣にある二宮金次郎像と合わせて、境内で存在感を放っています。

東覚寺の本堂と青い空

東覚寺の本堂

正面に見えるのが、東覚寺の本堂です。ちなみに東覚寺の本堂に安置されているのは畜霊観音。動物からの恵みに感謝して、その霊を納めるために建立された観音像です。

また、本堂前の植え込みには、「雀供養之塚」と呼ばれる竹の形をした石碑があります。石碑の側面には、「むらすずめさわくち声ももゝこえも、つる乃はやしの鶴乃ひとこえ」という歌が刻まれていて、この歌は、江戸幕府の言論統制を皮肉った内容の歌だそうです。

東京のお遍路さんとして栄えていた東覚寺に、多くの文人や歌人が訪れていたことが、この石碑からよく分かります。

赤紙仁王から徒歩0分!東覚寺の隣には田端八幡神社あり!

東覚寺隣の田端八幡神社

東覚寺の隣りにある田端八幡神社

東覚寺から徒歩0分、赤紙仁王のある護摩堂の隣にあるのが、田端八幡神社です。田端の鎮守といわれる歴史ある神社にも足を運んでみましょう。

田端八幡神社を建立したのは、鎌倉殿としても知られる源頼朝。奥州藤原氏を討伐した帰路に、駐屯した証としてこの神社を建てたそうです。

家内安全や商売繁盛、学業成就などさまざまなご利益があるといわれる神社と、東覚寺の赤紙仁王。2つのパワースポットを参拝して、ご利益にあやかるのも良いでしょう。

田端八幡神社の詳細はこちらから

東覚寺の赤紙仁王には、病や体の不調の身代わりというご利益があります。駅からも近いため、田端駅に立ち寄ったときはぜひ、足を運んでみてください。

赤紙に包まれた不思議な仁王像と、歴史ある東覚寺が訪れた人を出迎えてくれますよ。

東覚寺の赤紙仁王と合わせていきたい田端のスポット

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