マラソンやランニングをはじめたいけど、どのくらいお金がかかるのかが心配になる方は、多いはずです。
そこで実際に10年以上ランニングを続けていて、マラソン大会にも出場経験がある私が、マラソン・ランニングにお金がかかるか、かからないかを詳しく解説します。
ウェアやアイテムにかかる費用、大会の出場費まで気になる内訳や節約するためのポイントまで紹介するので、ランニングを始めようとしている方ほど、参考にしてみてください。
マラソン・ランニングに年間かかるお金とは?

「マラソン・ランニングはお金がかからない趣味」といわれることが多いですが、実際のところはどうなのか?と気になる方は多いはず。そこで、ランニング歴の長い私が、どんなシーンでお金がかかるのか具体例と合わせて紹介します。
1.ランニングウェア・シューズの購入(1~3万円以上)
ランニングウェア・シューズなど、走るために必要なアイテムを購入する際は、お金がかかります。デザインや機能性、メーカーなどにより、価格は異なりますが、高機能なアイテムや人気のアイテムで統一すると、万単位の出費となることも。
ちなみに私の場合、シューズはスポーツショップの型落ちで超安売りしていたもの、ウェアも同じく在庫処分セールのものを購入していたので、総額1万円ほどです。
ただ、機能性に優れたランニングウェアや、シューズを買い揃えると数万円することもあるので、自分がかけられる予算と相談しながら決めるのが良いでしょう。
2.大会へのエントリー費・遠征費(3,000円~10万円以上)
ランニング・マラソンを楽しんでいると、大会に参加してみたくなる方も多いはずです。フルマラソンの場合、大規模な大会だと1万円以上、小さな大会やマイナーな大会だと数千円ほどのお金がかかります。
また、出場したい大会が遠方の場合は、宿泊費や電車代などの遠征費もかかる点だけ、事前に把握しておきましょう。
私自身は、最寄りだけでも十分大会に出場できていますし、遠征時は旅行も兼ねてしまうので、遠征費が気になったことはありません。
個人の体感として、大規模なフルマラソンの大会は費用がかさむ分、設備の充実、沿道の応援も多いため、モチベーションが上がる点が良いなと感じています。(もちろん参加費が安い大会でも、同じような条件の大会が見つかることもあります!)
3.トレーニング関連の費用(3000円~5万円以上)
初心者よりも中級者以上に多くなりそうだなと感じているのが、トレーニング関連の費用です。
例えば、練習後の栄養補給にプロテインを購入したり、走力向上のためにトレーニング機器を購入したりすることが、挙げられます。
私の場合、本気でタイムを狙いにいっていたときは、上記であげたプロテイン代が月々3000円ほどかかっていました。
マラソン・ランニングに平均どのくらいのお金をかけている?

マラソン・ランニングで多くのランナーは、どのくらいお金をかけているものなのかも、気になるところです。
RUNNETが行った「ランニングに年間いくら使っていますか?」というアンケートによると、1年間でランニングにかかる費用は、3~6万円未満と答えた方が23%、6~10万円未満と答えた方が22%で約半分を占めていました。
もし、3~6万円ほどとした場合、月々にかかる費用は5000円未満です。そう考えるとお金をかけずに趣味としてマラソン・ランニングを楽しむことは十分可能なのではないかなと思います!
熟練ランナー実践!マラソン・ランニングにかかるお金の節約術4選

マラソンやランニングにかかるお金を節約したい方に向けて、熟練かつ節約派のランナーである私目線の提案をいくつか載せてみます。
基本的に大会出場費以外は、年間でほとんどランニングのためにお金をかけていない私でも、十分に走ることを楽しめているので、参考になれば幸いです。
1.ランニングウェアは気回せるものを購入する
ランニングウェアを購入するとき、セール商品などを買って節約するのはもちろんですが、着回しやすいものを購入することで、費用をぐっと抑えられます。
例えば、夏は半袖、半ズボン、冬は長ズボンを購入するのではなく、スパッツのようなアイテムを半ズボンの下に履くことで、夏場のアイテムをそのまま着回せます。
私はスピードを出して走るとすぐに暑くなってしまうため、冬でも半袖、半ズボンなのですが、上記のように工夫次第でランニングウェア代も節約可能です。
2.自重トレーニングをして栄養は食事から取る
トレーニング関連の費用を抑えたい方には、自重トレーニングをおすすめします。
マラソンやランニングのような長距離走を走るときに、自分の体重の範囲内の自重トレーニングだけでも、それなりに筋力をつけられると個人的には思っています。
また、トレーニング後の栄養補給にプロテインのような商品を購入するのではなく、鶏肉や魚のように通常の食事で、タンパク質豊富な食材を多めにいただくのもおすすめです。
トレーニングとプロテインなどにかける出費を抑えるだけで、年間万単位の節約も実現できます。
3.近場のマラソン大会や出場費の安い大会を狙う
マラソン・ランニングにかかるお金の節約には、大会選びも重要です。RUNNETのような大会情報を集めたサイトを見ると、有名な大会以外にも安心かつ、安い出場料の大会を探せます。
また、近場のマラソン大会を選ぶと遠征費も削れるため、年間を通しての出費をぐっと減らすことが可能です。
一方で、より自分の状況に適した大会を選ぶためには、価格だけでなく、運営のサポート体制やコースの難易度まで見たうえで選ぶことをおすすめします。
4.正しいフォームで走る
意外と見落としがちなポイントとしておすすめなのが、正しい姿勢、フォームで走ることです。私は足が内股気味になってしまうクセがあったころ、靴の内側だけがすり減ってしまい、ランニングシューズの寿命が短くなってしまいました。
正しいフォームで走ると、足底の摩耗も均一となるため、長く同じランニングシューズを使えます。
正しいフォームが分からない方は、走っているときに窓ガラスなどに映る自分の姿を見て、背中が曲がっていないか、体が傾いていないかなどを確認するだけでも、だいぶ走りやすくなるはずです。
マラソン・ランニングをするコスト以上のメリット4選

1.心肺機能の向上
マラソンは短距離走とは異なり、有酸素運動なので心肺機能が強化されやすいです。年齢を重ねると息切れや、体力の低下を感じやすくなりますが、ランニングやマラソンを定期的に行っていると、それらを抑えられます。
疲れを感じやすい、階段を上がるとき息切れしやすいなどと感じた方ほど、趣味としてのマラソン・ランニングはおすすめです。
2.ダイエット効果
時間をかけて長距離を走ることには、脂肪燃焼効果が期待できます。また、走行距離によってはカロリーも大きく消費できるため、体を引き締めたい方にもぴったりです。
ちなみに、消費カロリーの目安は走行距離×体重で計算すると良いでしょう。例えば50kgの方が3km走った場合、150kcalほど消費することになります。
ダイエットによる体型の維持は、生活習慣病の予防をはじめ、健康に直結するので、お金以上のメリットといって良いでしょう。
3.ストレス解消
セロトニンやドーパミン説、脳の血流の増加など諸説ありますが、マラソン・ランニングをすることはストレス解消につながることも。
私自身、何も考えないで走っていると頭の中をクリアにできて、スッキリとした気持ちになれたことが何度もあります。
もし、ストレス解消を目的とする場合は、負荷の高い練習ではなく、自分の心地よいと感じる速度で走るのがおすすめです。
4.便秘の解消
マラソン・ランニングによって、腸のぜん動運動が促進されることで、便秘の解消に繋がります。腕を振る、足を動かすといった動作の一つひとつが便秘に有効とされているためです。
一方で、スピードを出した練習や、激しいトレーニングをしすぎると、お腹が痛くなってしまうこともあるので、便秘改善を求める場合は、ゆっくりと心地よいスピードで走るのをおすすめします。
マラソン・ランニングはお金をかけずに楽しめる趣味
マラソン・ランニングにはウェアやシューズ代、大会出場費などのお金がかかりますが、工夫次第ではその費用をぐっと抑えられます。
実際に私は、大会に出場していない年だとほとんど費用をかけずに、ランニングを趣味として楽しんでいます。予算感や自分の求める記録に合わせて楽しみやすいのが、マラソン・ランニングの魅力かなと個人的には感じています!
始める前にどのくらいお金がかかるのか気になった方は、ぜひ参考にしてみてください。
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