日暮里繊維街は、JR日暮里駅を降りてすぐの場所にある商店街です。ハンドクラフト産業界からも注目を集める約1kmの繊維街は、さまざまな回り方ができます。
見どころ満載の商店街を初めて訪れる方の中には「回り方に困っている」や「見どころを知りたい」という方も多いはず。
そこで、平日の昼間でも賑わいを見せる日暮里繊維街の歴史から回り方、魅力まで本記事では徹底解説。王子さんぽが、実際に足を運んでみつけたおすすめのお店と合わせてみていきましょう。
回り方の前に!日暮里繊維街の歴史は?
日暮里繊維街は、大正時代のはじめ頃、浅草に集まっていた店が市街地開発によって移ってきたのが始まりの街です。現在でも90店舗以上のお店が軒を連ね、ハンドクラフト用のさまざまなアイテムを販売しています。
大正から昭和まで活気づいていた商店街でしたが、高度経済成長期に差し掛かるのとともに、既製品を購入する方が増えて、買い物客や観光客が少なくなる磁気もありました。
しかしその後、個人向けにも布や生地の販売を開始したことで流れは代わり、2024年時点でも国内外の方が訪れる人気スポットとなっています。
日暮里繊維街のアクセス情報
日暮里繊維街は、JR日暮里駅南口から徒歩3分の商店街です。駅から徒歩すぐという好立地な上に、下町情緒あふれるスポットとして再注目されている日暮里エリアにあるため、連日多くの方で賑わいをみせています。
また、成田空港から最短で約50分、羽田空港から約40分でたどり着けるため、国内だけでなく海外の方からも注目されています。
電車の他にも都営バスや車での訪問もOK。車の場合、KTKパーク、ナビパーク東日暮里第6のような有料駐車場を利用すれば、ゆっくりと楽しむことが可能です。
【電車】
- JR日暮里駅南口から徒歩3分
- 京成日暮里駅から徒歩3分
- 舎人ライナー線 日暮里駅から徒歩3分
- JR鶯谷駅北口・三河島駅から徒歩5分
【都営バス】
・都営バス 都08・里22・里48 日暮里駅バス停から徒歩3分
日暮里繊維街の詳細情報
【住所】東京都荒川区東日暮里4丁目33番3号(東京日暮里繊維卸協同組合)
【定休日・営業時間】店舗により異なる
日暮里繊維街の回り方は?見どころや人気店を紹介!
JR日暮里駅南口を降りて徒歩すぐの場所にあるのが日暮里繊維街です。
京浜東北線、山手線の中でもレトロな雰囲気を楽しめる日暮里駅周辺。反対口にある「谷中銀座商店街」や「カヤバ珈琲」といった人気スポットと合わせて、一度は立ち寄りたいお出かけスポットの一つです。
メイン通りの日暮里中央通りだけでなく、裏にっぽりや尾竹橋通りを越えた奥にっぽりにもお店はあるので、街歩きをしながらたくさんのお店を見て回りましょう。
ボタン、アクセサリー、革用品の専門店もあるので、特定の製品の購入するために訪れるのもおすすめの回り方です。
初めて訪れた方は、JRの駅を降りてすぐに見える案内板を目印にするのが良いでしょう。ちなみに繊維外から徒歩15分ほどの場所には「ひぐらしベーカリー」というパン屋さんもあるので、ランチやカフェタイムにおすすめです。
【日暮里繊維街・回り方】衣料品を激安で買うなら「ヘイワ堂」
「ヘイワ堂」は、日暮里繊維街の中でも激安の衣料品を求める方から人気のお店です。毎日・全品大バーゲンというお店の触れ込み通り、一般的な価格よりもかなりリーズナブルな衣料品が棚にズラッと並びます。
レディース・メンズ問わずさまざまな製品が揃っているので、見て回るだけでも十分に楽しめるのが魅力的です。
【日暮里繊維街・回り方】子供服が充実の「レモン」
「レモン 日暮里店」は、キッズ&ベビー服を販売している洋服店です。先述した「ヘイワ堂」と同じ会社が運営しています。
両親にとっては嬉しい価格で可愛いキャラクターグッズに出会えることも。日暮里繊維街で子供服を探したいという方は、回るお店の一つに入れておきましょう。
【日暮里繊維街・回り方】安く生地を購入するのにおすすめ「プチカケ」
「プチカケ」は、アウトレット生地を中心に販売するお店です。一期一会の生地の中には、貴重なアパレル生地が並ぶことがあります。
店内には、ベロア・ツーウェー・サテンなど、さまざまな種類の生地が揃っていて、定期的に入れ替えがあるのが特徴です。足を運ぶたびに違った生地に出会える楽しみが「プチカケ」にはあります。
【日暮里繊維街・回り方】「TOMATO」
「TOMATO」は、日暮里繊維街にいくつかの店舗を持つ、生地の卸売店です。
日暮里繊維街1の売り場面積を誇る本館には、1~5階まで布地がズラッと並びます。高級生地、ニット生地、パッチワークなどの生地が揃い、プロから手芸を楽しむ方まで必要なアイテムに出会えるお店です。
ちなみに写真のインテリア館では、こくないメーカーやインテリアメーカーの、インテリア用ファブリックを購入できます。カーテンや敷物に活用して部屋全体の印象を変えたい時は足を運んでみましょう。
【日暮里繊維街・回り方】日暮里繊維街に4店舗展開「NAGATO」
「NAGATO」は、日暮里繊維街に4店舗展開する企業です。ニット生地、ウール生地など、お店によって購入できる生地が異なるため、自分が欲しい生地を販売している店舗に向かいましょう。
写真の「NAGATO本館」は、高品質な国産生地から海外輸入生地まで販売。特にタータンチェック生地の品揃えは日暮里繊維街でも随一です!
また、近くの2号館では特価コーナーと題してリーズナブルな生地が販売されているので、お得に生地を購入したい方は足を運んでみてください。
【日暮里繊維街・回り方】5cm単位のオーダーにも対応「パキラ」
「パキラ」は、日暮里繊維街の入り口にある生地店です・リバティファブリックを中心に、華やかな印象の布地が揃います。
リバティファブリックは、パッチワークに使用されることも多いため、5センチ単位の裁断にも対応。小さめの布地がほしい方にもおすすめのお店です。
本館の他にニット生地専門のニット館もあるので、合わせて足を運んでみてください。
【日暮里繊維街・回り方】小物が揃う「やまよ」
「やまよ」は、生地・洋裁材料が揃う日暮里繊維街の人気店です。糸、針、ファスナーのような小物を揃えたい方にもぴったり。
また、子供の通学用アイテムに使えるコットン生地や、エプロン向けのインテリア生地もあるので、子供がいる世帯にもおすすめ!
【日暮里繊維街・回り方】おしゃれな海外生地なら「E&SON FABRIC」
「E&SON FABRIC(イーアンドソンファブリック)」は、おしゃれで希少性の高いイギリスやアメリカのインポート生地を販売するお店です。
カーテン生地やクッション生地の他に、ワンピースやバッグの制作に活用できる生地も揃っています。希少性の高い生地からリーズナブルな生地まで、きれいな配列で並んでいるため、店内を歩いているだけでもワクワクした気分になれます。
小腹が空いたら立ち寄りたい!日暮里繊維街周辺のおすすめグルメ
日暮里駅周辺にはレトロな雰囲気のカフェレストランから、地元の方から人気のベーカリーまでさまざまなお店があります。
日暮里繊維街の回り方として、王子さんぽは周辺の飲食店巡りも提案します。
そこで日暮里繊維街から徒歩圏内のおすすめグルメを紹介します。繊維街を散策してお腹が空いたときにぜひ、立ち寄ってみてください。
レトロな雰囲気が素敵!「カフェ&レストラン 談話室 ニュートーキョー」
日暮里繊維街から徒歩3分の「カフェ&レストラン 談話室 ニュートーキョー」は、レトロな雰囲気が素敵なカフェレストランです。
ゆったりと腰掛けられるソファー席、天井のシャンデリアといった店内の景観が都心にいるのを忘れさせてくれます。
「ポークジンジャー&粗挽きソーセージ&目玉焼き」は、ボリューミーな料理を食べたい方におすすめの一品。甘辛ジンジャーポーク、目玉焼き、ポテト、ウインナー、どの食材も主役級のプレートでお腹を満たしましょう!
【「カフェ&レストラン 談話室 ニュートーキョー」の詳細はこちら】
バラエティ豊かなパンに目移り「ひぐらしベーカリー」
日暮里繊維街から徒歩15分、本屋とパン屋が併設されている「ひぐらしガーデン」内にあるのが「ひぐらしベーカリー」です。
テイクアウト、カフェスペース、どちらでもいただける自慢のパンは、さまざまな種類があり思わず目移りしてしまいます。
「ハーブとベーコンポテトのタルティーヌ」は、パンの上にたっぷりの具材を載せたフランス風オープンサンド。ベーコン、チーズ、ポテト、3種類の具材の塩味やコク、旨味がふわっと広がる瞬間は幸せの一言です!
回り方は人それぞれ!歴史ある日暮里繊維街で買い物を楽しもう!
日暮里繊維街は、大正時代から続く歴史ある繊維街です。状態は良いのに価格は安い掘り出し物の生地やパッチワークに必要な生地、小物など、ニーズに合わせた多様なアイテムが、90店舗ものお店で販売されています。
紹介した回り方を参考にしつつ、ぜひ買い物を楽しんでみてください!
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